横浜散歩
           
     
 吉田橋関門跡碑 赤レンガ倉庫  ガス事業発祥の地碑 
   横浜の開港は旧幕時代の1859年(安政六)のことで、外国人用の居留地を作った。

吉田橋から浜の税関の間が「関内」と呼ばれ、外国人の保護と警備のための関所が設けられ、側に「吉田橋関門跡」の碑が立っていた。

浜の居留地にかけて文明開化の歴史を感じさせる馬車道と呼ばれる道が続いている。

金文字で馬車道と陽刻されたガス灯ふうの街灯や赤レンガの歩道、馬のオブジェなど見所が多い所で、しばらく浜に向かって歩いて行って海岸通りから万国橋を渡り新港埠頭へ入って行くと三階建ての赤レンガ倉庫がある。
 
 金文字で陽刻された文字   アーチを描く窓枠 
     
 ガス灯ふうの街灯  赤レンガ倉庫 街灯 
     
 海上保安庁・海上防災基地 馬のオブジェ  巡視船・しきしま 
   かっては貨物を貯蔵するための税関の倉庫だったが、今ではシャレたレストランやショッピングセンター、イベントを楽しめる施設になっている。

アーチ形の窓枠が特徴的で、足元の一部は明治以来の一面の石畳だ。赤レンガ倉庫の東に海上保安庁の横浜海上防災基地があって、岸壁に巡視船・しきしまが繋留されていた。

みなと大通りを進むと、横浜税関、神奈川県庁本庁舎、横浜市開港記念館などクラシカルな建物が残っていて横浜らしい雰囲気がいっぱいである。
 
豪華客船    横浜税関(クイーンの塔) 
 
 加賀町警察署付近まで来ると路地脇に大砲一門が飾られていた。案内板には信州松代藩と小倉藩が幕府から警護を命ぜられたとある。

中華街大通りの善隣門から横浜中華街に入って行くと関帝廟、横濱媽祖廟が祀られていて、いかにも中国式らしい煌びやかな神社だ。宮廷料理を味わえるという料理店がある。

大珍楼新館で腹ごしらえをして一休みしたところで山下公園へ向かい、公園前の小さな桟橋に繋留されている客船・氷川丸を訪れた。

昭和5年に竣工し、戦前戦後を通して走り回った氷川丸は昭和35年に引退し、横浜の象徴として永久繋留されていて客室や食堂を見学できる。。
 
 横浜市開港記念会館(ジャックの塔)   神奈川県庁(キングの塔) 
     
 大砲 崎陽軒  中華街善隣門 
     
 関帝廟  中華街 横濱媽祖廟 
   入館料100円を支払い、一等社交室へ入って行くと広くはないが、ステンドグラス、黒い大理石の暖炉など当時の豪華な雰囲気を味わえた。

一等食堂から操舵室、船長室を廻りデッキに出た。日米和親条約調印の地碑は開港広場の中にあった。反対側には英一番館跡碑もある。

途中、童謡に歌われたあの赤い靴をはいていた女の子の像や青い目をした人形像を見物、大さん橋国際客船ターミナル行ってみると、豪華客船「にっぽん丸」が入港していた。
 
 青い目の人形像    赤い靴をはいていた女の子像
     
 氷川丸  一等社交室  一等食堂
     
 一等喫煙室 日米和親条約調印の地碑  英一番館跡碑 
 
 この後、元町公園あたりから外国人墓地を通り抜け、港が見える丘公園まで行ってみたいと思ったが、ここまでおよそ7時間、一日ではとても回りきれない。

帰りは桜木町に出て、新横浜で崎陽軒のおこわ弁当を購入、これを土産とした。
 
 客船にっぽん丸    崎陽軒おこわ弁当