熊野古道・ツヅラト峠
標高357mのツヅラト峠は、かって「伊勢の国」と「紀伊の国」の境だった峠で、昭和初期まで生活道として利用されていた。紀伊側には約300mにわたって石畳道が残ったいる。熊野詣で開けた登山道はよく整備され、峠からの展望も素晴らしい。 
   
   
 つづらと花広場からツヅラト峠方面 ツヅラト峠
 所在地MAP地図リンク
 ルートの紹介
熊野古道ツヅラト峠は一度見たいと思っていました。地図を見ると自宅から紀伊長島まではかなり遠い。この際ツアーを利用して小公園から栃古川沿いに進み、ツヅラト峠を越えて道の駅「紀伊長島マンボウ」まで行く距離9.5キロのコースに参加しました。
およそ3時間の軽い一日コースだ。標高差は350mですんでしまう。しばらく平坦な道を進み、ツヅラト峠登り口まで来ると、ここまでの歩きで程よく体も温まってきた。この時期、この峠への装備は軽装で充分だが、今日はフリースも用意した。山道へ入って行くと途中初めて「バイカオウレン」を見つけた。

カメラのシャッターを押しながら上がっていくのだが、傾斜はかなりキツイ。一汗かいてしまったが、峠までは30分もかければ着いてしまう。ツヅラト峠の山頂部は思ったより狭いが熊野灘一帯の眺めは実に素晴らしい。東屋があって先客たちがくつろいでいた。
           
     
 峠から紀伊長島方面 峠から熊野灘と大島   あずまや
           
 腹ごしらえをして元気が出たところで、一段上の展望台に上がってみると入り組んだ谷の向こうに熊野灘が見え、はるばるやって来た甲斐があったというものだ。気分のいい所でしばらく景色を楽しんで下山にかかる。

九十九折の石畳道を下り、紀伊長島方面からやって来た連中と出会いながら、道の駅「紀伊長島マンボウ」までは片上池を廻りこんで少し手間どったが下りは2時間ですんでしまった。

バスの出発時間にはまだ大分時間がある。名物のサンマ寿司を購入、これを土産とした。
           
   
300mにわたって 石畳道が続く 登山道 
   
バイカオウレン  道標 
   
野面乱層積みの石垣 小公園  ツヅラト峠登り口 
     
 道の駅「紀伊長島マンボウ」  片上池 案内板