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奥穂高岳 |
標高3190mの奥穂高岳は穂高連峰の中央に位置し、富士山、北岳に次ぐ日本第3位の高峰。一度は登山意欲をそそる。ザイテンブラードの急登を上がり白出乗越に出て山頂に向かうと、鉄ハシゴや鎖場など変化に富んだ稜線になる。360度の展望の良さは折り紙つきで、山座同定を楽しみたい山だ。穂高岳山荘から眺める夕焼け、朝焼けは山小屋泊まりの価値は十分ある。 |
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白出乗越から奥穂高岳へ続く |
奥穂高岳山頂の祠 |
◆コースタイム
【1日目】 時間約3時間 距離/11.0km
【2日目】 時間約8時間 距離/ 9.0km
【3日目】 時間約8時間 距離/18.0km |
所在地MAP |
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涸沢から穂高連峰 |
ルートの紹介
◆日帰りで登れる山を歩いているが、1年ぶりの山小屋泊まりを楽しみに8月中旬に今年中にやっておきたい目標を立て、北アの最高峰・奥穂高岳を目指した。第1日目は槍ヶ岳で利用した横尾山荘まで入っておく。
朝夕の前穂岳を眺め早朝に出発。横尾の標高は1620m、涸沢まで距離6kmだから3時間もみておけば着くだろう。横尾大橋を渡り横尾谷沿いの緩やかな道を進み、本谷橋付近まで来ると屏風岩の奥に北穂岳が見え、ここからが本格的な登山道になる。しばらく行くと前方に涸沢のカールが見え始めた。 |
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横尾山荘 |
宿泊部屋 |
二段ベッド |
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上高地から11km、 涸沢まで6km |
横尾山荘前に集合 |
屏風岩 |
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登山道 |
本谷橋 |
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北穂高岳 |
涸沢カールが見え始めた |
◆ 奥穂岳から涸沢岳を行って北穂に登って槍を眺め、南陵を涸沢へ下る周回コースを歩きたいところだが、今回の予定はザイテングラードを上がり奥穂高岳を往復して穂高岳山荘に泊まり、来た道を上高地バスターミナルへ戻る二泊三日のピストンコースだ。
涸沢には9時に着いた。涸沢ヒュッテのテラスで水分を補給して小休止。涸沢から見る穂高の有名な景色はやはり見応えがある。涸沢岳を正面にして斜面を横ぎり、いよいよザイテングラードに取りつく。
ここから白出コルまで標高差約350mの急坂が続く。目の前にはカールバンドが広がり、その上に穂高がドカッとそびえ、美しさは北アルプスの中でも第一級のものだ。カールにはまだ残雪があって涼しい。途中振り返るとカール底や常念岳がハッキリ見える。 |
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残雪の登山道 |
涸沢ヒュッテは近い |
涸沢ヒュッテ |
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涸沢カールのテント場 |
涸沢ヒュッテのテラス |
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ザイテングラードに向かう |
前穂高北尾根のカール |
ザイテングラードに取りつく |
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登山道 |
登ってきた カール底 |
登山道 |
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◆ すれ違いが出来ない狭い登山道はかなりロスタイムもあったが、たいした遅れもなく穂高岳山荘にたどり着いた。目的地ははここから1時間程登って行った先にある。小休止してカラ身で頂上へ向かう。
小尾根を乗り越して正面にジャンダルムの岸壁が見えてくると山頂は近い。途中鉄梯子や鎖場もあったが、ようやく北アの最高峰に立った。ケルン上には祠が祀られており、側に山々の方向と山名が紹介されている展望案内板がある。山頂からの眺めは実に素晴らしかった。
今夜の宿となる今田重太郎氏ゆかりの穂高岳山荘だが、現在のオーナーは早稲田を卒業後、父の跡を継いだ三代目の若女将 今田恵さんだ。食事はどれも手が込んでいて美味かった。 |
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穂高岳山荘まであと20分 |
穂高岳山荘に到着 |
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穂高岳山荘を見下ろす |
穂高岳山荘のテラスと涸沢岳 |
穂高岳山荘からカール底 |
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◆山荘のテラスに出て稜線を見上げると空一面の満天の星空だった。翌朝 穂高岳山荘90周年記念のスタッフバックをもらい雲海からの日の出を眺め下山にかかる。
涸沢からもう一度穂高を見上げて、後はひたすら同じ道を歩くだけだが、それでも上高地バスセンターまでただ遠く感じかなりバテたが、別に苦痛でもなんでもなかった。帰りがけに平湯温泉で山での汗を流し、サッパリして帰宅。いつものお盆休みの渋滞にまきこまれたが、それでも名古屋には20時半に着いた。 |
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槍ヶ岳をバックに登る |
ジャンダルムが近い |
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奥穂高岳の山頂直下 |
展望案内板付近 |
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奥穂高岳山頂 |
山頂から槍ヶ岳 |
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笠ヶ岳 |
山頂から上高地 |
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常念岳 |
日の出 |
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