中山道・醒ヶ井宿
滋賀県米原市に位置する醒ヶ井宿は、中山道61番目の宿場である。出発前に大正通りにある米原市醒ヶ井宿資料館(旧醒ヶ井郵便局局舎)に立ち寄ると様子が分かり、街道歩きが楽しくなる。、地名の由来となった「居醒の清水」があって、日本武尊が体毒を洗い流したと伝えられている。 
     
 旧醒ヶ井郵便局局舎  居醒橋 十王水 
所在地MAP 地図リンク
 ルートの紹介
今年に入って中山道をあちこち歩いた。と言っても美濃と木曽路のほんの一部だけだが、今回は豊富な湧き水があったことから旅人の休憩地として栄えた宿場町がどんな所か見たいと思い、6月中旬に中山道61番目の宿場町・醒ヶ井宿へ出かけた。
ヒマだけは十分あるが問題は旅費で、出来るだけ安くしようと、お得な青空フリーパスを利用して東海道線・名古屋駅からおよそ1時間醒ヶ井駅へ向かった。駅前から大正通りを進むと旧醒井郵便局局舎がある。入館料200円を支払い、ガイドの説明を受けながら1階の事務室から2階の電話交換室、客間、居間など見物。

居醒橋を渡り旧中山道へ入って行くと、道の奥に向かって雰囲気ある町並みが続いている。醒ヶ井宿はけっこう見所が多い所で、参勤交代の大名も朝鮮通信使も通った地蔵川沿いの道を進み問屋場跡付近まで来ると、梅花藻の花の見頃の季節で、小さな白い花が美しく咲いている。
       
 地蔵川 梅花藻 
   
 明治29年創業ヤマキ醤油店 問屋場跡 
   
 その名のとおり梅の花そっくりだ。清流でないと生息できない貴重な植物で8月いっぱいは楽しめるらしい。地蔵川はハリヨ生息地保護区にもなっている。問屋場跡へ入ると水槽にハリヨが展示されており、小さな魚で一時絶滅したかもしれないが、地域ぐるみで保護されていた。

350年続く宿屋・多々美屋は鱒料理屋に、「本陣跡」は今は料理屋になっている。「丁子屋」の水まんじゅうで一休みして、宿場入口の番所があった「見附跡」の坂を上がり中山道碑まで行って引き返した。

帰りがけに「西行水」にも寄り道して醒ヶ井宿を十分楽しで、駅前の「醒井水の宿駅」に入り腹ごしらえをして、喫茶・梅花藻で水出しコーヒーを注文して飲んだ。醒ヶ井の清水を使っていれた味はたしかに美味い。万歩計を見ると10465歩と約6km歩いた。
           
     
 居醒の清水 延命地蔵堂  本陣跡碑 
   
 江龍家表門  お休み処
   
 鱒料理屋・多々美屋 西行水 
     
 醒井水の宿駅  喫茶・梅花藻の水出しコーヒー 中山道碑