北山
標高907mの北山は岐阜県山県市に位置し西には高賀山、南には相戸岳が近い。 ガイドブックにも紹介されているが、登山者は少なく、春 ミスミソウやカタクリの花が咲く登山道をのんびり歩くには良い。登り始めは鬱蒼としたスギの森だが、急なジグザグの道を登りきったNO78鉄塔に出ると展望が広がる。
 美濃の山々の展望台「北山」に登る  
 
 
 頂上手前のピーク  ピーク直下
コースタイム/西洞登山口(1時間10分)NO78鉄塔分岐(1時間)ピーク(1時間20分)西洞登山口 
所在地MAP 地図リンク
 ルートの紹介
3月下旬、友人から北山はどうかと誘ってくれたのですぐOKの返事をだした。K氏の自宅に近い美濃市役所で待ち合わせ、国道247号線を市場から柿野川沿いの落合橋を渡りしばらく狭い道を進むと、正面にこの一帯に集落があったことを示す「西洞の人家分布図」の石碑が建てられている。
見ると昔は50軒以上の集落だったが、今では一軒を残すのみだ。距離7.4km、標高差は535m。この先が登山口となっており、北山と書かれた案内板から登山道に入り、沢沿いの道を渡り返しながら登っていくのだが、水量は少なく靴を濡らすことはない。

分岐に出たら道にだまされないように山側の道へ入り、斜面をジグザグに登って行く途中で三角草(ミスミソウ)を見つけた。周囲の冬枯れの景色に中で見るミスミソウは美しいもので4月一杯は楽しめそうだ。カタクリの花の季節には少し早すぎた。ようやく明るいNO78鉄塔まで来ると相戸岳らしい山とその左に伊吹山が見える。
     
     
 登山道 アブラチャン  NO78鉄塔 
     
 小休止して景色を楽しみながら昼食とした。この後NO79鉄塔を目指すのだが、踏み跡もろくになく先がどうなっているか分からないが、行けるところまで行ってみることにした。ルートを外してしまったようだが、上へ上がって行くと灌木が茂っており石灰岩のカルスト地形に似た場所に出るとピークらしい所が見えてきて入って行くとちょっとした広場になっていた。

登山口までかなりロスタイムもあって、時計を見ると3時近くになっている。もう時間もあまりないだろうから、この先へ行く気もなくなり、出直した方が良さそうで下山のかかる。帰りはどうやら登山道らしい道に出て下って行くと鉄塔が見え始めホットした。登山口まで戻って来たら道端にフキノトウが芽を出している。これを土産とした。
           
   
 ミスミソウ ミスミソウ 
   
 NO78鉄塔から相戸岳方面  登山道
     
 西洞の人家分布図碑 西洞登山口  北山指導標