倶留尊山
標高1038mの俱留尊山は三重県と奈良県の県境に位置し、1500万年前に活動していた室生火山群一帯の最高峰である。山麓にはススキの群生地が広がりのんびり歩くには最適で、山頂からの室生山地の展望が素晴らしい。途中どこで弁当を広げてもピクニックの雰囲気を味わえる。 
 室生山地の最高峰<俱留尊山>へ登る
   
 二本ボソから俱留尊山  俱留尊山山頂
 コースタイム/駐車場(30分)亀山峠(40分)二本ボソ(30分)俱留尊山山頂(30分)二本ボソ(30分)亀山峠(30分)駐車場
所在地MAP 地図リンク        
ルートの紹介
俱留尊山は標高1038m、標高差で云うと450mくらいだろうか?山麓にはススキの大草原で有名な曾爾高原が広がり、一度見たいと思っていた。この山へ行くには近鉄名古屋駅からが便利で、10月上旬郡上で山歩きを楽しんだ後しばらく遠ざかっていた山へ行きたくなって俱留尊山で遊ぼうと、難波行きの特急で1時間26分、名張駅でバスに乗り換え50分。曾爾高原に向かう。

紅葉の真っ盛りの季節で途中の景色も良く、この時期大勢の観光客や登山者で賑わいバスは満員状態だった。時計を見ると10時半、乗り換えがあった分時間がかっかてしまった。バス停からしばらくの間は緩やかな道が通じており、ススキの中の遊歩道をのんびり進むと30分も行った先に登山口があった。

俱留尊山は「くろそやま」と呼び妙な名前だが、この山の西に祀られたいる「くろその石仏」に由来しているらしい。鎧岳、兜岳など眺めながら亀山峠から北に続く道を上っていくのだが、曾爾高原一帯の眺めは素晴らしく一面ススキの群生地になっている。
           
     
 管理小屋  見頃の紅葉 二本ボソ山頂 
           
 気分のいい所で11月いっぱいは楽しめそうだ。40分も登りをやると二本ボソという変わった名前の所へ出た。俱留尊山は個人の持ち山になっていて管理小屋で入山料500円を支払い関所を通過。側に荷物や人を運ぶ為の小さなモノレールがあって、たしか初老の御婦人が小屋番をしていた。

二本ボソを過ぎれば頂上は目前で、正面の俱留尊山が大きく見え始め一旦下り再び30分も登って行くと傾斜はかなりきつかったが、三角点に俱留山の頂上標識があった。伊賀富士と呼ばれる「尼ヶ岳」その右に見えるの「大洞山」だろう。亀山、後古光山、古光山方面の眺めも見応えがある。

頂上のスペースは広く、十数人の先客が弁当をひろげていた。名古屋駅まで戻って来たら、帰るにはまだ大分時間があるからJRセントラルタワーズ12Fにある魚がし料理店に入り一息入れた。万歩計を見ると13939歩とかなり歩いた。
           
   
 展望台から曽爾高原 亀山峠から二本ボソへの稜線 
   
 展望台から亀山、後古光山、古光山方面 二本ボソ 
     
 亀山峠道標  亀山峠遊歩道 登山道 
     
 亀山峠から鎧岳、兜岳  銀色のススキ  遊歩道から二本ボソ方面