明神山
標高1016mの明神山は愛知県の東部、新城市と東栄町の境に位置し、奥三河名山八選のひとつ。愛知県で最もアルペン的な山で、奥三河の山々をはじめ南アルプス連峰の展望を楽しむハイキングコースとして人気が高い。その美しい山容は古くから信仰登山の対象として登られてきた。ゆっくり弁当と熱いコーヒーを楽しみたい頂上である。 
 奥三河の信仰の山<明神山>に登る  
   
  明神山山頂 
 所在地MAP地図リンク
コースタイム/乳岩峡登山口(1時間)一服の岩(25分)鬼岩乗越(50分)胸突八丁の頭(10分)六合目(1時間10分)明神山山頂(55分)六合目(2時間)三ツ瀬登山口
ルートの紹介 
新年を迎えて登山の年期だけは10年を超えた。どうやら今年も山から足を洗えずに入りびたってしまいそうだが、こらからも同じペースでやっていくつもりだ。3月の第2週目は日帰りバスツアーを利用して奥三河の明神山へ行った。

地図を見ると愛知県の一番東の外れの静岡県境に近い1016mの山で、標高差はわずか870mだが、かなり難所もあるらしい。明神山に登るにはいくつものコースがあるが、今日は三河川合から鬼岩経由の「乳岩コース」を行って「三ツ瀬口」へ下る距離7.8km、6時間かかる軽い一日コースだ。
豊川ICから1時間、国道151号線沿いの鳳来湖を渡り、鳳来湖・乳岩入口の案内板から西へ行った先に登山口があった。乳岩川沿いの進み、しばらく林の斜面を上っていって「鬼岩乗越」まで来ると目的の明神山の支尾根が見えはじめ平坦な尾根に出た。この後胸突八丁の山腹を登って行くのだが、かなり急で一汗かいてしまった。

胸突八丁の頭まで来ると鳳来湖を一望できた。ここで小休止してカメラのシャッターを押しながら進むと「六合目・頂上まで1km」と書かれた案内板。三ツ瀬口からのルートが出てくる。馬の背岩はその名の通り左右は90度近く切り下がった斜面で一気に展望が開ける。馬の背を過ぎると頂上は近い。
 
 
         
     
胸突八丁ノ頭から鳳来湖   胸突八丁ノ頭 馬の背にかかる梯子 
 
   
 途中 鉄梯子や岩場もあったが何とかなるもので、頂上まで3時間半は歩いたろうか?小腹が減ってきたと思ったらもう14時を廻っていた。食料は用意してあった弁当で質素なものだが、腹を空かしている時は山の中ではどんな食事でもケッコウ美味なもので贅沢などいっていられない。

大分汗をかいたから水分だけは十分補給した。朝から雲が多かったが、しばらく景色を楽しんで帰りは六合目の分岐から三ツ瀬コースに入り、三ツ瀬峠を越えてほんの2時間半も下って行くと登山口が出てきた。明るいうちに登山口に着いてしまおうとするから休みもとらず下山した。
後は「とうえい温泉」に向かい汗を流し、サッパリして帰宅の予定だったが、バスの出発にはもう時間もないだろうからあきらめて帰宅。それでも名古屋駅に着いたのは20時45分だった。体重は1.5kgばかり減っていたようだが、それもすぐ元に戻ってしまった。

 
   
   
 馬の背岩 鬼岩乗越 
   
 登山道 鬼岩乗越から明神山の支尾根 
 
   
 登山道 明神山まで3.3km  鬼岩付近 
     
 乳岩峡登山口 乳岩川に架かる入仙橋  乳岩川沿いをゆく