仙ガ岳
標高961mの仙ガ岳は鈴鹿山脈の三重県最南部に位置し、東西に二つのピークをもつ双耳峰である。頂上から鈴鹿一帯の眺めは良く、東峰にはシンボルの「仙の石」、山麓には石水渓や鬼ガ牙の岩峰などあって春から紅葉まで楽しめるコース。営林署小屋跡から登る南尾根コースは変化に富んだ稜線歩きが楽しい 
 鈴鹿山系南部の双耳峰<仙ガ岳>に登る      
   
    仙ガ岳山頂 
 コースタイム/登山口(1時間)白谷道分岐(1時間10分)不動明王(1時間25分)東峰Ͱ仙の石(20分)仙ガ岳山頂(1時間55分)営林署小屋跡(1時間10分)登山口
所在地MAP 地図リンク      
ルートの紹介
 
地図を見ていると三重県鈴鹿地方にはどこを向いてもトレッキングに魅力ある山が沢山ある。紅葉の時期には少し遅すぎたが、仙が岳は一度見たいと思っていた。この山は先月登った岐阜県中津川市の「二つ森山」と同じ双耳峰で、標高は1000mにも満たないが標高差で言うと710m、鈴鹿の自然豊かな雰囲気を味わえる。

たしか少し前の「山と渓谷」にも紹介されていて、その写真を見ると行ってみなくてはならないような気分になってくる。小岐須渓谷からのルートが一般的だが、今日はトレッキングツアーを利用して南尾根コースを行って白谷道を下る距離およそ12km、6時間かかる周回コースだ。平均年齢は60歳を超えているだろうか?これはかなり高年齢だが、皆さんベテラン揃いだ。鈴鹿ICから25分。仙ガ岳登山口で下車し、しばらく右谷川沿いの林道を白谷道分岐まで来ると指導標があった。
ここまで来るとうっすら汗ばんできた。南尾根コースに入り1時間10分ばかり林の斜面を上がると、信仰の山らしく「不動明王」とお地蔵様が祀られていた。早めの昼食となったが、スペースは狭く座る余地は無い。斜面に腰を下ろし、この時期冷えた握飯なんか考えもので、いつものオニギリでなくサンドイッチにした。
         
     
 山頂から四日市市方面 岳の向こうに御在所岳  東峰•仙の石 
         
 ここから北に続く尾根と進むとロープが張られた所やちょっとした岩場もあったが、たいした難所もなくて東峰までやって来ると珍しい形の「仙の石」があった。目的の仙ガ岳が見えはじめすぐ頂上になる。正面に御在所岳、鎌ガ岳が間近に見え、はるばるやって来た甲斐があったというものだが、この日はもう時間もあまりないだろうから早々にきりあげた。

これで絶景ともお別れで、右谷川の源流沿いに白谷道をドンドン下りていって御所谷からの分岐に出たら、そのまま下りて行けば営林署小屋跡に出てくる。帰りがけに亀山市内の「鈴鹿さつき温泉」でのんびり冷えた体を温めヤレヤレ。それでも名鉄バスセンターに戻ったのは19時だった。
         
   
 不動明王 東峰直下登山道 
   
 登山道 南尾根ルート 
     
 南尾根ルート 林道をゆく  仙ガ岳登山口 
<下山> 
     
 白谷コース分岐 白谷道  梯子ポイント