二ツ森山
標高1223mの二ツ森山は岐阜県中津川市と加茂郡白川町の境に位置し、山名の由来は東側から見ると山頂部が形の良い双耳峰になっていることによる。二ツ森林道からの登山道が一般的だが、山登りの醍醐味はやはり切越峠から尾根を南下するコースで、登りきった大岩からの眺めは素晴らしく、第1級のハイキングコースである。
第1級の展望が広がる“二ツ森山”に登る
二つ森山山頂
コースタイム/切越峠登山口(1時間)ダナのシャクナゲ群生地(45分)二つ森山山頂(1時間20分)切越峠登山口
所在地MAP
ルートの紹介
11月中旬、久しぶりに友人・H氏から二ツ森山はどうかと連絡が入った。この山は何年か前になるが、中津川市福岡側から登ったほうが近道でラクだろうとK氏を誘い切越峠手前から二ツ森林道をフォレストパークまで乗りつけた。その後の行程を考えるとゆっくりしていられなくピストンで下山した記憶がある。

中央自動車道・土岐ICで待合わせ、中津川ICから国道257号線沿いの市野を目標に左折し切越峠へ向かった。1時間半で登山口に着いた。二ツ森山の標高は1223m、ここから頂上まで累積標高差500mも登ると着いてしまう。ゆっくり歩いても2時間はかからない。紅葉の真っ盛りの季節だが、駐車場車は1台もなくおかげで静かな山歩きを味わえる。

今年は寒波が遅く冷気もそれほど気にならなかったが、今朝は9度とかなり冷えこみ念のためフリースを用意してしばらく歩くと「第一のコブ」と呼ばれるベンチが置かれている所に出た。第一展望台、第二展望台に寄り道しながら標高1160mの「ダナのシャクナゲ群生地」の看板を過ぎると頂上は近い。

登山道 山頂のあずまや こうもり岩分岐

1時間は歩いたろうか?コース全体の約半分を歩いたことになる。そろそろこの辺りだという頃、突然開けた所に出た。三角点は大岩の上にあった。山頂のすぐ下のあずまやで、地元の先客数名がくつろいでいる。休憩するにはピッタリの場所で、餅入りの甘いしるこを二杯もご馳走になった。周囲を見ると福岡小学校六年生が残した卒業記念登山のプレートがズラリを掛けられていた。
南ア、中ア、御嶽山に恵那山と第1級の景色を楽しんで、あれに新雪が付くとぐっと見応えのあるものになる。今日はお気に入りのソバ処・くるまやにも温泉にも寄らず土産も買わず帰宅した

山頂から御嶽山 山頂から中央アルプス
山頂から恵那山 山頂から笠置山
登山道 第一のコブ 切越峠登山口