段戸山
標高1152mの段戸山は矢作川を遡った愛知県の東部・設楽町に位置し、こんもりとした山容は登山意欲をそそる。山麓には黒田湖や段戸山牧場が広がり、鷹ノ巣山とも呼ばれている。山頂へは数通りのルートがあり、今回は駒ヶ原ルートを選んだ。北東面のみの展望だが、恵那山方面の眺めは素晴らしい。下山後近くの道の駅「どんぐりの里・いなぶ」でひと風呂浴びて帰るのも良い。
愛知高原国定公園“段戸山”に登る
段戸山山頂
◆コースタイム/登山口(30分)1032P(30分)段戸山山頂(40分)登山口
所在地MAP
ルートの紹介
秋も押し詰まった11月下旬、T氏を誘い見頃となった紅葉をねらって今回は三河地方の段戸山を目標の山とした。平均年齢は登山者としてはかなり高年齢であるが、どの山も登るとのどかな気分になり気に入ってしまう。この山は岡崎高校の校歌にも歌われ、山頂には記念碑もあるらしい。

8時に出発し。恵那市内から稲武町に向かい、国道153号線沿いの段戸山牧場の看板を目標に左折し、駒ヶ原の集落に入ると道端に「段戸山高原自然公園」と書かれた古ぼけた案内板が立っている。林道を進むと、駒ヶ原山荘手前の黒田川にかかる橋のたもとに登山口の指導標があった。ここから頂上まで標高差はわずか300m,1時間もかければ着いてしまう。
準備して出発。橋を渡り山腹にとりつくと、人がひとり通れるだだけの道幅だが良く踏まれている。傾斜はかなりキツク、周囲はヒノキの森で薄暗く遠望はきかないが、30分ばかり登って行って1032Pまで来ると、前方に段戸山の山頂部が見え始めた。
右手には黒田湖が見える。今年は猛暑の影響か?各地のクマ出没情報が気になるところで、今までクマに出くわした経験は無いが、用心のため鈴を鳴らしながら慎重に進む。ここから一旦下り、左手の稜線を直登するのだが、かなり急で30分程ササの原を登って行くとすぐ山頂になる。

岡崎高校登山記念碑 山頂から恵那山、大川入山方面 段戸山山頂付近
二等三角点側の立木に愛知県立時習館高校の生徒が残したプルートがかかていた。木が育っていてわずかに北東側のみの展望だが、恵那山、大川入山方面の展望は素晴らしい。樹間越しに中央アルプスの山をも見ることが出来た。
寒気も相当なもので、この時期昼食にオニギリなんか持参するのは考えもので、ガスバーナーを組立てカップラーメンとした。食後にコーヒーを入れ、しばらくして雲が出てきてもう二度と見えなくなった。南に向って裏谷下山口の案内板があるが、長い林道歩きになりそうで、ここで引き返した。帰りがけに「どんぐりの湯」に立寄り、何回も出たり入ったりして冷えた身体を温めた。

登山道 登山道
段戸山指導標 黒田川
登山道 登山口 黒田川にかかる橋
愛知高原国定公園案内板 見頃の紅葉 段戸山牧場入口