大阪散歩記T
     
 神戸に続いて一度大阪もゆっくり見たいと思い、旅の準備をして7時に出発。大阪へは近鉄特急を利用して鶴橋からJR大阪環状線に乗り継ぎ、大阪城北詰駅で下車。

桜の通り抜けが開催さてれいる造幣局へ入って行くと桜の真っ盛りの季節には少し遅すぎたが、それでも大川(淀川)沿いには屋台が立ち並び大変な人出だ。

紅笠や紅手毬など珍しい桜を楽しんで難波のシンボル・通天閣へ向かった。

   
   大川(淀川)沿いの桜並木 造幣局桜の通り抜け 
     
 造幣局桜の通り抜け 造幣局桜の通り抜け  造幣局創業当時のガス燈 
     
 造幣局 ふぐ料理専門つぼらや  ちんどん屋さん 
   通天閣南本通りをうろついていると、たこ焼き「かんかん」の店先には明石家さんま等芸能人の写真がズラリを掲げられていて、たこ焼きは300円とさすがに安くて美味い。

串カツ横綱の入口にはソースの二度漬け御免!!の文字が貼ってある。通天閣一帯には一杯飲み屋が目立ち、将棋名人・坂田三吉の将棋碑や地下には、通天閣劇場ENGEKIがある。

昭和4年創業という老舗の串カツ「だるま」には行列が出来ている。
ちんどん屋やキン肉マンに出合いながら料金600円を支払い展望台に上がると、妙な姿をしたビリケン像が祀られていた。
 
 串カツ横綱入口   串カツ だるま 
     
 通天閣南本通り  キン肉マン たこ焼 かんかん 
   何でも願いを聞いてくれる福の神だそうだ。時計も12時を廻った。フグ料理「ずぼらや」を見かけせん場膳を注文、評判通りの味で店内は年配客で満席状態だった。

腹ごしらえをして元気が出たところで、新世界から北へ十数分も行った上町台の夕陽ヶ丘はその名のとおり夕陽が名物だった所で、江戸期には夕陽を見物する茶店もあったくらいだ。

大江神社の101段もある長い階段(百歳の階段)を登りきり境内に入って行くと「夕陽丘」碑の側に「あかあかと日はつれなくも秋の風」と刻まれた古い芭蕉句碑があって、文字がかすかに残っていた。
 
 通天閣のダッコちゃん   通天閣ビリケン様 
     
通天閣入口   坂田三吉 将棋碑 づぼらや せん場膳 
   この句は奥の細道の旅で、金沢から小松へ行く途中に詠んだ句だが、夕陽ヶ丘の名にちなんでこの地の建碑されたらしい。

大江神社の東に地下鉄谷町線が走っている。四天王寺夕陽ヶ丘から谷町九丁目で千日前線に乗り継ぎ日本橋で下車。

地図を見ると近くに「なんばグランド花月」もあるが、法善寺に向かい水掛不動尊に参拝して織田作之助の小説「夫婦善哉」で有名な法善寺横丁に入って行くと、石畳の路地の両側には小料理屋、バーなど雰囲気ある通りが軒を並べている。
 
 大江神社   大江神社 夕陽丘碑 
     
 大江神社百歳の階段  法善寺水掛不動尊 大江神社 芭蕉句碑 
     
 甘味処夫婦善哉 法善寺山門  安井道頓道卜紀功碑 
   日本橋の北詰には道頓堀を開削した「安井道頓道卜紀功碑」があって、「とんぼりリバーウォーク」遊歩道が戎橋まで続いている。

戎橋まで来ると、周辺の混雑ぶりは予想通り大変なもので、有名なグリコの看板、かに道楽、くいだおれ太郎など等見物しながらしばらく道頓堀通りを歩いてみた。

大阪城の西、四方を川と堀に囲まれた一帯が大阪経済の中心地で古い建物が残っている。廃業した船場吉兆があった所だ。
次回は大阪城を出発点として、番頭はんや丁稚どんもいた船場も歩いてみたい。
 
 道頓堀通り   戎橋 
   
 かに道楽 道頓堀通り  道頓堀通り 
     
 くいだおれ太郎  グリコの看板 とんぼりリバーウォーク遊歩道 
     
 法善寺横丁入口 法善寺横丁   法善寺横丁