奈良散歩 | ||
猿沢の池から五重塔 | 興福寺三重塔 | 興福寺五重塔 |
◆紅葉の季節には少し早すぎたが、興福寺から春日大社〜若草山〜二月堂〜東大寺大仏殿を廻るコースを選んで名古屋発新大阪行きの新幹線に乗った。 京都でJR奈良線に乗り換え奈良駅で下車。15分も行った先に興福寺がある。五重塔付近まで来るとさすがに参拝客や修学旅行の学生の姿が目立つが、三重塔あたりは訪れる人も少なかった。 目的の国宝「阿修羅像」を見学して、池越しに見る五重塔の撮影ポイント・猿沢池まで行ってみた。 |
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五重塔の向こうに若草山 | 国宝館 | |
菊水楼 | 菊水楼正門 | 奈良ホテル |
◆明治24年創業の木造三階建ての料亭旅館「菊水楼」の前を通り、一の鳥居からしばらく春日参道を進むと二の鳥居の奥に本殿と御廊がある。 春日大社は平城京の守り神で、シカは神の使いとして1200年以上前から保護されてきた。そこらじゅうにシカがいる。 境内には多くの摂末社があって、一言の願いであれば何でも聞き届けるという一言主神社というものもある。途中 鹿苑で「びいと啼く尻聲悲し夜之鹿」と刻まれた芭蕉の句碑を見かけた。 |
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春日大社一の鳥居 | 旧大乗院庭園 | |
鷺池の浮見堂 | 春日参道のシカ | 二の鳥居 |
鹿苑の芭蕉句碑 | 荒池から若草山 | 春日参道 |
◆取材中に司馬さんも宿泊した「奈良ホテル」は荒池のほとりにあって、ここまで来ると正面に標高342mの若草山が見え始め、来たついでに浮見堂まで行ってみた。 食事処・春日野に入り、吉野クズ膳を注文、奈良名物の柿の葉寿司にくず餅が付いていて素朴な食事だ。 腹ごしらえをして元気がでたところで、若草山へ登ってみたいと思い、入山料150円を支払い北ゲートからなだらかな七曲りを上がって行くと東大寺、興福寺などの展望が広がり、ほんの30分程で山頂に着いた。 |
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春日大社中門と御廊 | 春日大社南門 | |
春日大社神拝所 | 一言主神社 | 食事処・春日野 |
若草山北ゲート登山口 | 若草山山頂のシカ | 若草山山頂 |
◆山々の方向や山名が紹介されている案内板があって大和三山、葛城山などが確認でき、奈良市街の向こうに平城京跡も見えた。 周囲を見るとシカの親子が山頂近くまで来ていた。この後、東大寺に向かう。境内はかなり広く、二月堂、三月堂、四月堂などが点在している。 二月堂と云えば、お水取り(修二会)の行事で知られ、芭蕉も参観し、「水取りやこもりの僧の沓の音」という句を残している。龍王の瀧の前に句碑があった。 右隣に三月堂、正面方向には四月堂が見え、二月堂に上がるとここから眺める奈良市街一帯の眺めは素晴らしい。 |
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若草山から東大寺大仏殿 | 若草山から奈良市街 | |
二月堂 | 二月堂 | 二月堂扁額 |
二月堂芭蕉句碑 | 二月堂から奈良市街 | 土塀の参道 |
◆二月堂の石段から土塀の参道を下り、鏡池畔を通って境内に入って行くと有名な大仏殿がある。大変な賑わいだ。 西大門と中御門は礎石が残っているばかりだったが、天平時代当時の唯一の建物・転害門には平重衝の南都焼き討ちの際に付けられた鏃の跡が残っていて、門のそばで明石屋さんまの母校・鼓阪小学校の生徒達が遊んでいた。 南大門から出てもう大分疲れてきた感じだが、奈良女子大学の国の重要文化財・正門や守衛室なども見たい気持ちはあって、丁度記念館が一般公開されていて都合が良い。 次回は西ノ京から平城京跡あたりを歩いてみたい。 |
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東大寺中門 | 東大寺南大門 | |
東大寺大仏殿 | 東大寺盧舎那仏像 | 鏡池 |
転害門 | 西大門跡碑 | 中御門礎石 |
奈良女子大記念館 | 奈良女子大正門 | 奈良女子大守衛室 |