京都散歩記U
     
 
梅雨の晴れ間をねらい嵐電一日乗車券を利用して、四条大宮から秦氏ゆかりの広隆寺に向かう途中、蚕ノ社駅で下車し「木島神社」に寄り道すると、小さな森があって池に三脚柱の石鳥居があった。

三本柱の鳥居とは珍しい。広隆寺の境内に入って行くと、八角の円堂(桂宮院本堂)があるが、公開日以外は閉じられたおり遠くからの見物だった。

寺の守護神として「大酒神社」という古社もある。
   
  広隆寺境内  木島神社 
     
 広隆寺仁王門  広隆寺太子殿  木島神社三柱鳥居
     
弥勒菩薩半跏思惟像・ 菩薩像リ-フレットより  広隆寺境内の蓮 広隆寺霊宝殿 
 
 拝観料700円を支払い霊宝殿に入って行くと、東洋のモナリザとも云われる「弥勒菩薩半跏思惟像」が安置されていた。

仁王門を出て、来たついでに東映太秦映画村に立寄った後、車折神社に向かうと正面に屋根付きのシャレタ鳥居が見えてきた。

参道を進むと花柳流や西田敏行、松平 健、米倉涼子などなどお馴染みの芸能人の名前が書かれた赤い玉垣がズラリを並んでいる。宝塚の人達の名前もあった。

祭神は商売繁盛の神・清原頼業である。一族の「清少納言霊社」や「清めの社」という社もある。芸能の神でもあるらしい。
 
 大酒神社扁額 桂宮院本堂入口 
 
 終点で下車すると「天龍寺」。南門から入り正面に向かって進み、「法堂」など見物しながら「大方丈」の裏へ回ると、庭園で禅の境地を表したという夢窓国師作の見事な「曹源池庭園」が広がっていた。

庭園を抜けて百花宛を散策していると、半夏生の真っ盛りの季節で美しい。

さすが名勝地だけに参拝者や修学旅行の学生で大変な賑わいだった。嵯峨と云えば豆腐も有名で、愛宕山の帰りがけ清凉寺側の森嘉で嵯峨豆腐を購入したことがある。

店構えは普通の豆腐屋さんだったが、製法に特徴があるらしく、腰の強い美味い豆腐で行列が出来ていた。
 
 東映太秦映画村   車折神社玉垣 
     
 車折神社・清少納言霊社 芸能神社  車折神社・屋根付き鳥居 
     
天龍寺山門   天龍寺法堂 車折神社 
 
 山内の妙智院で湯豆腐でも食おうかと思ったが、メニューを見ると、この際ここは素通りして渡月橋を渡り「松尾大社」まで行ってみた。

松尾の門前町に入ると品格ある町並みが続いている。
大鳥居から石畳を進み「桜門」をくぐると「拝殿」。ここは酒造の神様らしく、献納された灯籠に「松尾大社日本第一之酒造之神」と刻まれていた。

境内には酒樽が積まれた神輿庫もあった。
 
 大方丈扁額    天龍寺本堂
     
 曹源池庭園・半夏生 曹源池庭園  大方丈床の間の達磨図 
     
 広隆寺仁王像 渡月橋  山内の湯豆腐処 
     
 松尾大社拝殿  松尾大社桜門 松尾社 日本第一酒造之神 
   
太秦、嵯峨野をうろついたところで、帰るにはまだ時間はタップリある。

天神川駅から地下鉄東西線に乗り継ぎ三条に出て、先斗町公園の先を歩いていると、偶然舞妓さんに出くわした。

通りの終点まで歩いていく途中、司馬さんも立寄った「ますだ」を見かけ、一度は楽しんでみたい有名店だが、かなり敷居は高そうな雰囲気だった。

見残した所は次の機会の楽しみにとっておくことにした。
 
 松尾大社大鳥居   松尾大社神輿庫 
     
 先斗町歌舞連場  先斗町入口 ますだ 
     
 先斗町通り  先斗町通り 舞妓さん