槍ヶ岳 | |||||
標高3180mの槍ヶ岳は北アルプスを代表する名峰で、鋭い穂先を突き立てた山容はどこから見てもすぐそれと分かる。一度は訪れてみたくなる山である。槍沢上部は岩がゴロゴロした景色を見せ、氷河期の遺蹟といわれるカールも有名だが高山植物も美しく咲く。頂上への難所には鎖や鉄梯子が架けられているから心配は無い。360度の展望は地図を持参し山座同定を楽しみたい山である。下山は飛騨乗越から飛騨沢を新穂高温泉へと下る 。 | |||||
北アルプスの中心<槍ヶ岳>に登る | |||||
槍ヶ岳山頂 | |||||
◆コースタイム 【1日目】 距離/約11.0km 時間/上高地(3時間)横尾山荘 【2日目】 距離/約12.0km 時間/横尾山荘(2時間)槍沢ロッジ(1時間30分)水俣乗越分岐(2時間30分)殺生ヒュッテ (1時間)槍ヶ岳山荘(30分)槍ヶ岳山頂 【3日目】 距離/約13.0km 時間/槍ヶ岳山荘(3時間)槍平小屋(2時間)白出小屋(1時間40分)新穂高温泉 |
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所在地MAP | |||||
槍沢から槍ヶ岳 | |||||
ルートの紹介 ◆初めて山らしい高山に登ったのはもう40年前の話で、その後山へは行かなくなったが30年ぶりに山へ足を向けるようになって登山の年期だけは10年を超えた。今年中にやっておきたい目標をたて、かなり費用の負担はあるがツアーを利用して槍ヶ岳を目指した。 メンバーの平均年齢はそうとう高そうだが皆さんベテラン揃いの様子だ。名鉄バスセンターから東海北陸自動車道でおよそ3時間、平湯ターミナルで昼食を摂って上高地に向かう。問題は天候だが、今日は朝から上天気に恵まれ、これなら山を楽しめそうだ。 今回の予定は上高地から入って横尾山荘に泊まり、朝一番で槍沢を上へ行って槍ヶ岳山荘へ、そして頂上に立つ。バスターミナルで下車し河童橋まで来ると、さすがにこの時期 観光客の姿が目立つ。梓川沿いに行った先が横尾。上高地から3時間かけて「横尾山荘」にやって来た。わずか3時間だったが、ザックが意外と重く感じかなりこたえた。横尾大橋の奥に屏風の頭と前穂高岳がドカッとそびえている。 |
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河童橋 | 氷壁の宿・徳澤園 | 横尾大橋から屏風の頭 | |||
横尾山荘 | 一の俣 | 槍ヶ岳11km | |||
ババ平キャンプ場から東鎌尾根 | 槍沢ロッジ | ||||
残雪の登山道 | 槍沢から大喰岳、中岳 | ||||
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◆ 翌日は風も無く快晴でありがたい。ワサビ沢を過ぎて河原に出ると、今まで見えなかった槍の穂先が見え始め、遠くからでもよく目につく。二の俣谷を正面にして橋を渡りしばらく進むと槍沢ロッジがある。ババ平の先を登り始めた頃、沢筋には残雪があって涼しい。 徐々に傾斜がキツクなってくるが、槍沢のお花畑にはシナニキンバイ、ハクサンフウロなど高山植物季節で、カメラのシャッターを押しながら槍沢をズンズン登って行くと水俣分岐。大曲に入ると槍沢の奥に大喰山ご見え、その左は中岳だろう。 トリカブトが咲いている斜面から西岳方面も素晴らしい。ここまでおよそ4時間半、ようやく天狗原の分岐まで来た。 氷河公園方面はこの際無関係などで、そのまま坊主の岩屋から殺生ヒュッテへ進む。氷河時代の全盛期に槍沢を氷河が埋めていた跡がハッキリ分かる。槍の肩への急登が始まり、標高が上がるにつれて苦しくなって急な坂を上って行くのはキツイが、ここまで来ると槍の穂先が大きく見え絶景だった。標高は3000mを超えたろうか?急な登りももう少しだ。 |
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槍沢から中岳 | 槍の穂先が大きく見え始める | ||||
槍沢を振り返る | 殺生ヒュッテ直下 | ||||
坊主の岩屋下 | 天狗原分岐 | 槍沢 | |||
槍ヶ岳山荘直下 | 殺生ヒュッテ | 殺生分岐から槍ヶ岳1km | |||
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