芝・品川散歩
 
 日本橋、銀座界隈に続いて将軍家ゆかりの芝から江戸の玄関口•品川宿まで歩いてみた。東京駅から山手線外回りで数分、浜松町駅で下車し大門通りを5分も行った先が「め組の喧嘩」で知られる「芝大神宮」、すぐ先に二代将軍秀忠公や大河ドラマの主人公•江、皇女和宮などの墓がある徳川家の菩提寺「増上寺」がある。
三解脱門をくぐり境内に入って行くと、墓所門は普段は閉じられており外からのお参りだった。増上寺大殿の裏手に東京タワーが大きく見える。二階には中華バイキングの太陽楼がある。展望台まで上がると、ここから眺める景色は素晴らしく、東京スカイツリーや六本木ヒルズなど大展望を楽しんで、来たついでに池波正太郎の小説にもたびたび登場する「愛宕神社」へ向かった。途中禅寺•金地院がある。
長い石段を登りきるとそこが標高26mの東京23区最高峰•愛宕山山頂だった。江戸時代には展望が開け、家並みが見渡せたという。愛宕神社に参拝し、芝公園から国道15号線に出ると「金杉橋」のたもとからは屋形船や釣り船など情緒ある風景がひろがっている。
  
    芝大神宮  
      
 三解脱門 増上寺本殿  徳川家墓所門  
      
 東京タワーから東京スカイツリー方面 東京タワーから六本木ヒルズ  東京タワー  
      
 増上寺境内•太郎次郎一門 太陽楼  愛宕神社•出世の石段  
  愛宕山にはNHKの放送博物館があり、NHKの第一声はここから始まっている。この後江戸無血開城を決めた勝、西郷会見の「薩摩蔵屋敷跡」から三田駅に近い慶応義塾大学三田キャンパスまで行ってみた。
「高輪大木戸」の石垣が残る先の信号を渡ると、赤穂浪士が眠る「泉岳寺」である。山門をくぐり奥に入って行くと、吉良上野介の首を洗った井戸の先に四十七士の墓があった。
今でも線香を供える人は絶えることはない。

境内には大石内蔵助の像が連判状を持って東の空に向かって立っていた。
  
 金地院   愛宕神社  
   ここまで来ると品川宿は近い。京浜急行を利用して品川へ向かう。
かっては100軒以上の旅籠があって吉原と並ぶ遊興地で、八つ山橋を渡り線路を超えると品川宿に入る。
旅籠「土蔵相模」の跡はコンビニになっていた。
「お休み処」の前を通り、通りの終点近くまで行ってみると「本陣跡」があって聖蹟公園になっている。
帰りがけに品川駅でたいめいけんのチキンライス弁当を購入、これを土産とした。徒歩時間はおよそ7時間でかなり疲れた。
  
 勝、西郷会見の地碑   金杉橋風景  
      
 大石内蔵助像 泉岳寺  高輪大木戸跡  
      
 吉良上野介首洗いの井戸 品川駅  旧東海道品川宿  
      
 本陣跡 旅籠•土蔵相模跡  たいめいけんチキンライス弁当