本所深川散歩

「江戸っ子のうまれぞこないかねをため」と川柳に詠まれた江戸っ子の産地・本所深川を歩いてみたいと思い、東京駅まで来て地下鉄東西線・門前仲町駅から歩き始めた。

「深川不動尊」に続いて「富岡八幡宮」の社殿を過ぎて奥へ入ると、大相撲の碑や伊能忠敬の像もあった。北に向い「深川江戸資料館」では棟割長屋が原寸大で再現されている。火の見やぐらや屋台まであり、猪牙船まで浮いている。物売りの声まで流れていた。

近くには「霊厳寺」「清澄庭園」がある。北の湖部屋の前をとおり、両国方面に向う。
深川不動尊 富岡八幡宮・大相撲の碑
深川江戸資料館 再現された船宿風景 富岡八幡宮
芭蕉が住んでいた「稲荷神社」に参拝、展望公園には芭蕉像、裏は隅田川で鬼平犯科帳の長谷川平蔵が住んでいたのもこの界隈である。

芭蕉記念館で小休止して「旧吉良邸」に向かうと、ナマコ塀に囲まれた公園になっていて、入ってみると吉良側で闘死した人々の名が刻まれた石碑が建っていた。

鼠小僧次郎吉の墓があるという「回向院」や本所生まれの「勝海舟の碑」を見物して両国駅脇の食堂へ入り海老天ザルで空腹を満たし、隅田川に出て柳橋まで行ってみた。両国橋まで来ると「東京スカイツリー」が見え始めた。
北の湖部屋 霊厳寺
柳橋のたもとを下りて行くと何軒かの船宿がある。「小松屋」では佃煮が売られている。すぐ向い側は料亭「亀清楼」。
まだ大分時間があるから「旧安田庭園」や「両国国技館」に立寄り、両国橋のたもとから今日の目的のひとつ、水上遊覧船に乗り、橋を眺めながらお台場まで下っていくと、歌川広重の浮世絵「大橋あたけの夕立」に描かれた新大橋や赤穂浪士も渡った永代橋が見えて来た。

隅田川名物の勝鬨橋は交通量が増え、今では「開かずの橋」になっているというアナウンスが聞こえる。この日はもう時間切れで「ゆりかもめ」に乗り東京駅に出て名物の「深川めし」を買求めれば土産はこれで十分である。
勝海舟の碑 旧吉良邸
回向院「鼠小僧次郎吉の墓 芭蕉稲荷神社 両国国技館
      国技館通りの力士像 両国国技館館内風景 船宿・小松屋
  両国橋から東京スカイツリー
水上遊覧船から東京スカイツリー    展望公園・芭蕉像
柳橋から神田川風景 両国水上遊覧船乗場
水上遊覧船から「リバーシティー21」 赤穂浪士も渡った永代橋 お台場「フジテレビ」とレインボーブリッジ
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