迎賓館・神楽坂散歩
           
 
           
     
 本館 正門  本館正面 
   7月上旬、迎賓館の参観証が届いた。
一昨年になるが、赤坂、六本木辺りを歩いていた頃、近くまで来たついでに紀伊国坂を上がって行って迎賓館の正門まで行ったことがある。

広大な敷地で紀州徳川家の江戸中屋敷だった所だ。
新幹線・名古屋駅から1時間47分、東京駅から中央線でおよそ10分、四ッ谷駅から数分も行った先に迎賓館がある。

西門から入り受付で身分証明書を提示して彩鸞の間から花鳥の間を見物、朝日の間、中央階段・2階大ホールそして羽衣の間へ入って行くのだが、どの部屋もまさに豪華絢爛といった雰囲気で圧倒された。
 
 甲冑    霊鳥と天穹
 
館内は撮影禁止となっているが。内閣府のHPからは内部の様子を見ることが出来る。

梅雨明けしてから関東地方もドット暑くなって、夏の盛りの中でも朝から暑い日だったが、館内は28度に保たれ、ボランティアの解説もあって快適に見学できた。

南面の庭園に出ると見事な噴水があって周囲の眺めも素晴らしい。カメラのシャッターを押しながら1時間半ばかりかけてゆっくり見学した。。
 
迎賓館正面    正面玄関菊花御紋章 
   
 見学入口 本館  正面玄関入口 
     
 噴水  噴水  南面の庭園
     
  南面の庭園  パンフレット、バッジ 
     
 
迎賓館正面全景


神楽坂
 
 
 この機会に一度見たいと思っていた神楽坂の石畳が続く料亭街や寺町の雰囲気が残る坂上界隈を歩いてみた。

飯田橋駅に出て神楽坂通りを進むと、洋菓子の「不二家」、甘味の「紀の善」など有名店が並び、不二家のぺこちゃん焼きには行列が出来ていた。

神楽小路に入った右側には飲み屋さんが集まっている「みちくさ横丁」という雰囲気ある通りが続いている。名画座・ギンレイホールから軽子坂を上がって行くと石畳のかくれんぼ横丁。
 
 洋菓子不二家   みちくさ横丁入口 
 
 黒板塀の料亭が多く、近くに日仏学院があるせいかフランス料理店も多い。

坂を下りて行って兵庫横丁まで来ると、「男はつらいよ」を始めいくつもの名作が書かれた「ホン書き旅館」として知られる旅館「和可菜」や料亭「幸本」あたりは時代劇のロケにも似合う雰囲気がいっぱいだ。

ドラマ「拝啓父上様」のロケ地「善國寺」は「嵐」の聖地になっているらしく、ファンの絵馬が溢れんばかりに飾られていた。
 
 かくれんぼ横丁   ギンレイホール 
     
     
 神楽小路入口 旅館和可菜  神楽坂標識 
 
境内を出て 地蔵坂を上がって行くと、戦国時代に牛込氏が築いた牛込城跡がある。

案内板が立っているばかりで、当時の遺構のようなものは全く無い。今は光照寺になっていた。

人通りで賑わう神楽坂通りから芸者小道へ入り、しばらく行った先で千鳥破風の昔ながらの趣ある銭湯「熱海湯」を見かけた。

外堀通りに出ると、夏目漱石「ぼっちゃん」の主人公が卒業した東京物理学校(現東京理科大学)がある。
 
 善国寺   善国寺・絵馬 
 
 来たついでに「近代科学資料館」に寄り道すると、懐かしい手動計算機や昭和39年販売の電子式卓上計算機などが展示されていた。

一休みして神楽坂から東京駅まで戻ってきたら、帰るにはまだ大分時間がある。

エキチカの黒塀横丁、キッチンストリート辺りをうろついて味の牛タン「喜助」に入りようやく暑かった一日を楽しく終わることが出来た。
 
 銭湯・熱海湯    芸者小道
     
 東京理科大学近代科学資料館  光照寺  歌川広重・牛込神楽坂之図