赤坂散歩

東京散歩シリーズ 3回目は赤坂界隈を目標に、東京メトロ丸ノ内線で約10分 国会議事堂前で下車し、まず溜池から歩き始めた。ホテルオークラとアメリカ大使館に挟まれた霊南坂を登りきった交差点の角に大倉集古館がある。赤坂台から下りて首相官邸を眺めながら日枝神社に向かい境内に入ると、神門に翁と媼の衣装をつけた「神猿像」が安置されている。

鳥居から正面にTBSのビルが見え寄り道してみた。東京と言えばソバで、明治2年創業の「砂場」に入り、名物の天ザルを注文したら揚げたての小海老と小柱のかき揚げがつゆの中に入っていた。ソバ通らしい中年男性も結構見かけた。小さなお店で、お客は10人程でいっぱいになってしまう。周囲はビルに囲まれ、木造の二階家はこの「砂場」だけだ。

つづいて氷川神社に行く。この辺りが赤坂の中心地で、近くにはかって勝海舟の屋敷があって今は氷川武道館になっている。大きなイチョウの木の側に記念碑があった。
氷川神社は、忠臣蔵で有名な浅野家ゆかりの場所で、遥泉院の実家があった所でもある。境内には樹齢400年と言われる天然記念物のイチョウの大木がある。
アメリカ大使館の白い塀
霊南坂 ホテルオークラ 大倉集古館
砂場 日枝神社         日枝神社本殿前の猿
砂場・天ザル 勝安房邸跡に立つ記念碑            TBS
赤坂通りに出て、乃木公園まで行ってみた。
乃木坂陸橋に上がると「乃木神社」の森がよく見える。
旧乃木邸を見物、北に向かい青山通り沿いの「高橋是清記念公園」に入っていくと、羽織袴の老人が腰を下ろしてすわっている。手には書類を持っていた。すぐ隣はカナダ大使館、向い側には赤坂御用地の石垣が続いている。

近くの「虎屋ギャラリー」に立寄り、地下の虎屋菓寮で和菓子を味わい一休みしたところで豊川稲荷に向う。赤提灯や赤幟の列で、いかにもお稲荷さんである。
氷川神社 乃木将軍と辻占売の銅像
弁慶橋まで来て、橋のたもとから下を見ると貸しボート屋があって、釣り糸を垂れている人もいた。そばに「ニューオータニ」がある。日本庭園を散策、さすが400年の歴史を感じさせる風景で、大きな滝は迫力タップリである。

向い側の「清水谷公園」には大久保利通の哀悼碑が立っていた。来たついでに迎賓館も見ておこうと思い、外堀通りを10分程登っていくと、ベルサイユ宮殿をモデルにしたと言われる気品のある白い建物が見えてきた。
この日も朝から残暑は厳しく汗まみれになった。時間はまだ少し早いが、赤坂見附から東京駅まで戻り、深川めしを購入、土産とした。
高橋是清像 旧乃木邸
赤坂御用地の石垣 とらや 豊川稲荷
大久保利通の哀悼碑 弁慶橋の貸しボート屋 豊川稲荷の赤幟の列
             迎賓館正門  迎賓館
ホテルニューオータニ 赤坂プリンスホテル旧館 ニューオータニ 日本庭園
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