実録!試割り2
ここに公開する映像は、このようにネットで公開する目的で行われたものでは有りません。
日々の修行の成果を、中西杯の演武会で実演されたり、或いは実験的に観衆の居ない体育館などで
実験された時の映像です。
テレビ番組などでも、割れやすくした素材を割って見せると言う演出がしばしば見られる為、
空手を知らない人に試割りに関して多くの誤解を与える結果になっています。
そのような、演出まがいの物と一定の仕切りを入れたいが為にこの画像の公開にあたっては、
使用している素材を明確にすると言う事を前提に致しました。
瓦
使用している瓦は、地元の業者が建築用に市販している物です。
強度のない試割り用の瓦を割っても、購入すると高くつくだけで、何の意味も有りません。
正拳による瓦割り 演武:中西龍馬師範
岐阜県硬式空手道選手権大会で行われた演武です。
ブロック
使用しているブロックは、全て軽重量ブロックです。外装用の建材ブロックは、おそらくは人力で割る事が
不可能だと思われますし、時折見かけるのは割ったときに 土煙をたてて崩れるように割れるブロックも
有る様ですが、少なくともそんな物を割っても何の意味も有りません。
軽重量と言っても、割れないような構造を持って市販されている物で、その強度はかなりのものです。
肘打ちによるブロックの試割 演武:中西龍馬師範
岐阜県硬式空手道選手権大会で行われた演武です。
空手の技の中でも破壊力の有る肘ですが強度を持ったブロックを割る事は、正確さとタイミングが重要です。
裏拳によるブロック割り 演武:中西伸治最高総師範
全世界硬式武道選手権大会で行われた演武です。
ブロックは、両端を固定した状態で3mmの歪みを作るブロックの下側から破断を起こします。
歪みを作る為には、体重を乗せると有利になるのですが、裏拳を使う事で体重を利用する事が
出来なくなっています。拳のスピードに加え当たる瞬間に手首を返し瞬時にブロックに
衝撃を与える事で、この試割りを達成しています。
ブロックを裏拳でうち砕く。裏拳による試割は難易度が高い。
バット
少年部の選手が演武するものは試割り用のバットですが、少なくとも2000年までの、
師範や支部長の演武にはスポーツ店で購入した圧縮バットが使用されています。
2001年の中西杯では試割り用が使用されました。試割り用のバットは、弾力が無いのできれいに折れます。
圧縮バットは、折れる時は快音と共にきれいに折れますが、失敗すると、芯だけ折れて本体は折れない場合が有ります。
手刀によるバット折り 演武:中西龍馬師範 動画挿入
バットを一撃で折る。中西杯空手道選手権大会で行われた演武です。
回し蹴りによるバット4本折り 演武:中西龍馬師範
岐阜県硬式空手道選手権大会で行われた演武です。
回し蹴りによる無固定圧縮バット折り 演武:中西伸治最高総師範 動画挿入
圧縮バットを一撃で折る。全世界硬式武道選手権大会で行われた演武です。
ビール瓶
酒屋で買って来たアサヒ・スーパードライの瓶を使用します。
手刀によるビール瓶折り 演武:中西伸治最高総師範 動画挿入
中西杯空手道選手権大会で行われた演武です。
一般にビール瓶切りとして、知られている試割りですが師範が実演したのは、切断では無く瓶の首を折ったのです。
あえてここでは、正確に事実を伝える為に切ると言う表現は避けました。
実録!試割り3 (更新中)