実録!試割り3
ここに公開する映像は、このようにネットで公開する目的で行われたものでは有りません。
日々の修行の成果を、中西杯の演武会で実演されたり、或いは実験的に観衆の居ない体育館などで
実験された時の映像です。
テレビ番組などでも、割れやすくした素材を割って見せると言う演出がしばしば見られる為、
空手を知らない人に試割りに関して多くの誤解を与える結果になっています。
そのような、演出まがいの物と一定の仕切りを入れたいが為にこの画像の公開にあたっては、
使用している素材を明確にすると言う事を前提に致しました。
瓦
使用している瓦は、地元の業者が建築用に市販している物です。
強度のない試割り用の瓦を割っても、購入すると高くつくだけで、何の意味も有りません。
手刀による瓦割り 演武:桑下俊治支部長
中西杯空手道選手権大会で行われた演武です。
ブロック
使用しているブロックは、全て軽重量ブロックです。外装用の建材ブロックは、おそらくは人力で割る事が
不可能だと思われますし、時折見かけるのは割ったときに 土煙をたてて崩れるように割れるブロックも
有る様ですが、少なくともそんな物を割っても何の意味も有りません。
軽重量と言っても、割れないような構造を持って市販されている物で、その強度はかなりのものです。
肘打ちによるブロックの試割 演武:鬼頭宏通支部長 動画挿入
中西杯空手道選手権大会で行われた演武です。
空手の技の中でも破壊力の有る肘ですが強度を持ったブロックを割る事は、正確さとタイミングが重要です。
肘打ちによるブロックの試割 演武:林 拓郎支部長
中西杯空手道選手権大会で行われた演武です。
肘打ちによるブロックの試割 演武:鬼頭隆通支部長
岐阜県硬式空手道選手権大会で行われた演武です。
空手の技の中でも破壊力の有る肘ですが強度を持ったブロックを割る事は、正確さとタイミングが重要です。
バット
少年部の選手が演武するものは試割り用のバットですが、少なくとも2000年までの、
師範や支部長の演武にはスポーツ店で購入した圧縮バットが使用されています。
2001年の中西杯では試割り用が使用されました。試割り用のバットは、弾力が無いのできれいに折れます。
圧縮バットは、折れる時は快音と共にきれいに折れますが、失敗すると、芯だけ折れて本体は折れない場合が有ります。
肘打ちによるバット折り 演武:松山快作支部長
中西杯空手道選手権大会で行われた演武です。
手刀によるバット折り 演武:太田慎一支部長
バットは完全に固定して、強い力を加えれば当然力の逃げ場が無くなって折れる事になります。
固定して力の強い蹴りを打ち込めば比較的容易に折れるのですが、このように威力で劣るはずの
手刀で折るのは難易度が高い演武だと言えます。
手刀によるバット2本折り 演武:中嶋政紀支部長
岐阜県硬式空手道選手権大会で行われた演武です。