第5回全世界硬式武道選手権大会(試合編)
シドニー・オーストラリア2000年
The fifth world martial arts championship

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型試合の模様。

写真左から、

裕太、龍馬、祐紀。






中西 綾

中西 綾、1回戦の模様。
黒面が綾。
審判に泣かされる結果に。
中盤で突き蹴りと大量にポイントを取ったのだが、日本人審判に全て取りこぼされる。
こうなった時の選手は本当に
可愛そうに思う。
無念の敗退。

大量にポイントを取りながら敗退した綾に、リチャード(オーストラリア最高峰の武道家)本人が獲得した
優秀演武賞を贈って激励した。綾は中西最高師範の長女。おっとりとして小柄だが、天性の空手センスと頭脳で
圧倒的な強さをもつ、文武両道のチビファイター。毎年、海外でも綾への声援は止まない。





櫻井裕太


桜井裕太、1回戦の模様。
白面が裕太。

積極的に責める。相手の急所に強打を
与えてしまった。
相手にポイント加算される。







くせでついつい出るバックハンドブロー。
主審から注意が与えられた。

海外ルールでは顔面への強打は反則となる。
この辺が小学4年くらいの選手ではコントロールが難しい。
他の日本人選手も圧倒的に押していながら敗北というジュニア選手がいた。

結局有効なポイントを取れずに惜しくも敗退。




杉山祐紀

杉山祐紀、決勝の模様。
黒面が祐紀。

13才クラスのエントリーはこの2名のみ。
しかし相手は、同日に行われたカラテトーナメント(グローブ、マウスピース使用の寸止め)で優勝した黒帯の選手。強敵だ。
まずは、ブルースリーばりのサイドキックを一撃。これはポイントにならず。
その後通常の構えに戻し、蹴りと突きをバランスよく、繋ぎポイントリードする。

思わず出てしまったバックハンドブロー。
これも注意が与えられた。

大柄な相手と接近戦で打ち合っても負けていない。

結局蹴りのポイントの大量リード(8−3)
で圧勝した。




中西龍馬

中西龍馬、1回戦目の模様。
黒面が龍馬。

いきなりこの大舞台で高速顔面回しが炸裂!

この一撃で相手選手は戦意喪失。

あとはポイント取り放題。一方的にリードし
難なく初戦突破。



中西龍馬、2回戦目の模様。
この試合では、中段の蹴りと顔面突きで
安定したポイントを稼いだ。
時折、顔面を狙った蹴りを見舞うがポイントにはつながらず。
写真右の顔面は、強く蹴り込み過ぎて注意が
与えられた。国内じゃクリーンヒットの判定だが。



中西龍馬、3回戦目の模様。

ほとんどの外国人は、落ちて日本人対決となった。

相手は中学生で上級生にあたる。

顔面回し一撃で1本勝ち。
(写真中央から3コマ連続)



中西龍馬、決勝の模様。相手はまた、大柄な中学生。

日本人が審判をかってでる。

序盤線は、ポイントリードで試合は展開された。

接近戦で混戦状態になった時に、不運にも
相手選手の蹴りが急所に当たりその後に
顔面に蹴りを食らう。(当然この蹴りはポイント外)
しばらく試合中断後、再開されたが、
どのポイントを取ったのか明確ではないが
相手に3ポイント、反則ポイントで龍馬に1ポイント加点される。
中西最高師範が日本人審判に注意をするが
聞き入れず続行。
この時点で相手がポイントリード。


逃げにまわる相手に、取りこぼされていくポイント。

この後の、龍馬は完全に冷静さを欠いた。

いつもなら、完全にリードされた状態でも逆転を見せるのだが。

有効なポイントが入らぬまま時間切れ。



中西道場・出場選手の結果

組手の部
小出 祐介 一般男子の部 準優勝
太田としえ 一般女子の部 第3位
杉山 祐紀 13才少年部 優 勝
中西 龍馬 12才少年部 準優勝


形の部
戸田真由美 一般女子の部 準優勝
杉山 祐紀 13才少年部 準優勝